2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

絶対に読んでもらえないお便りシリーズ(シリーズなの?) こんばんナチュリー。『痛快言ってほし〜の〜』のコーナーに投稿させて頂きます。 あなたのことを応援しているらしい『ファン様』に向かって一言。 お前が私を決めんじゃねぇ〜〜〜!! ドキッとしたなら…

小説35 菅谷6

すごい!!!すごい!!すごい!! 私は自分の部屋のベッドの上で、今日起こった出来事を思い返しながら、興奮していた。 ダンシング部に入ってくれる人がいたよ!!それもいっぺんに5人も!!いやぁ〜、こんなことってあるんだねぇ。えっと、こういうのって、なんて言…

小説34 熊井4

昼休み、私はいつもどおり自分の席で食事をしていた。いつもと違うのは、周りに人がいないということ。いつもは授業が終わるたびに、私の周りに集まってくる矢口たちだが、今日は一切近づいてはこなかった。朝、教室に入った時に目があったが、恨めしそうな…

小説33 嗣永5

昼休み、私は自分の席でお弁当を食べていた。クラスの子達は男子も女子も2、3人のグループになって食事をしているが、私はいつも一人で食べることにしている。レベルの低い会話をしながら食事をするなんて馬鹿馬鹿しいし、お弁当もまずくなるからだ。私以…

小説32 須藤5

はぁ・・・。 昼休み、私は自分の意気地のなさにあきれていた。今日の朝、私はHRが終わると、昨日決心したとおり転入生に声をかけた。確かに声はかけた・・・が、目的は果たせなかった。 「―――私、ダンシング部に入りたい―――」 たったそれだけのことなのに・…

小説31 夏焼5

昼休み、私が教室に入ると、清水は教室で弁当を食べていた。今日は矢口たちにパシらされてないようだ。 ふふん、まあ私が昨日ガツンと言ってやったからね。 一人そう満足してから気づいたことがあった。清水は机を隣の席の奴とくっつけて弁当を食べている。 …

小説30 清水5

私は4時間目が終わると、いつもどおりメモの準備をして、矢口さんたちが来るのに備えた。しかし矢口さんたちは、私のところには来ず、教室を出て行った。 あれ、なんでだろ? とにかく今日は購買へ行かなくていいみたいなので、私はカバンからお弁当を取り出…

小説29 徳永5

1時間目の授業中、私は次の科目のことを考えて憂鬱になっていた。次の科目とは体育だ。別に体を動かすのが嫌いなわけではない。教室の椅子に座って、ジッとしてるよりかは体を動かしているほうが全然いい。私が憂鬱になる理由は体育の授業でやる内容のためだ…

3ほげ

小説28 菅谷5

「やばいよやばいよやばいよやばいよーーー!!」 私は三日連続で朝寝坊をしてしまった。 もうホントありえないよね。ん?でも二度あることは三度あるのか・・・。じゃあ、しょうがないかな?うん、昔の偉い人がそう言ったんだから、しょうがないよね〜。にして…

小説27 熊井3

私は夕暮れの道場で、黙々と左右の拳を交互に前に突き出していた。空手の基本中の基本、正拳突きの型だ。いつも考えたくないことがあるとき、私はこうしていた。この時間だけは無心になれるからだ。しかし今回はそういう風にはいかなかった。頭の中ではつい…

小説26 夏焼4

放課後、私は屋上で一人、昼間のことを思い出していた。清水に言った、あの言葉を。 「夏焼さん、ありがとう」 私の言葉を聞いた清水はそれだけ言うと、その後はずっと泣いていた。別に感謝されるようなことは言ってない。思ったことを口にしただけだ。 それ…

小説25 清水4

放課後、今日は私も矢口さんたちも掃除当番に当たっていなかったので、私は6時間目が終わると、真っ直ぐに帰宅した。 「ただいま・・・」 「おかえりー!!す〜ぐ、ごはんにするからね」 「はーい・・・」 私はお母さんにそう返事をしてから、自分の部屋で着替…

小説24 須藤4

下校の途中、私は今日も昨日と同じコンビニへと立ち寄り、雑誌コーナーへと真っ直ぐ向かった。しかし今日はマンガの発売日ではない。今日の目的は他にあった。私は昨日雑誌コーナーで立ち読みした雑誌をもう一度手に取る。ページを捲り、アイドルユニット『℃…

明日 晴れたら 君に会いに行こう 青空の下で 二人 笑おう 明日 雨なら 君に会いに行こう 大きめの傘を 二人 分け合おう もしも くもりなら 君と何しようかな? 思いつかないけど まあ 会いに行くよ もしも 死んだら 君に会えなくなるな ・・・やだなぁ 昨日も…

小説23 嗣永4

放課後、私は手紙の指示通り体育館裏にいた。そこには誰もいなかった。しばらくすると先輩ではなく、数人の女子生徒がやってくる。昨日体育館の中でキャーキャーと騒いでいたバカ女達だった。バカ女達は全員にやにやと笑っていて、私の前まで来ると声をかけ…

小説22 徳永4

放課後、私はいつものように保健室にいた。室内に二つある内の奥側のベッドにカーテンを閉めて寝転んでいた。と言っても別に体調が悪いわけではない。私がここにいる理由は放課後、この保健室が生徒の悩み相談室になるからだ。その間、私はここに隠れて、先…

小説21 菅谷4

「あぅ〜〜・・・」 放課後、私は落ち込んでいた。ダンシング部の部員が一人も集まらなかったことにもだけど、それよりも昨日の夜、一生懸命書いたポスターの字がおかしいと言われたことにかなり落ち込んでいた。私は机の上にポスターを広げ、問題の箇所を見…

小説20 熊井2

私は自分の席で昨日とは違い、いつもの『焼きそばランド』を食べていた。 ・・・うん、やはり私はこれじゃないとな。 そう思いながら私は朝の出来事を思い返していた。 朝、いつものように登校すると、校門前で大きな紙を持った転入生が「部活やりませんかー…

小説19 夏焼3

私は昨日と同じく昼休みに登校した。ブラブラと廊下を歩いていると、向こう側から走ってくる清水と出くわしたので声をかける。 「おう、どーした?そんなに慌てて」 「あっ、夏焼さん。うん、ちょっとね・・・」 清水はなにか言いにくそうにそう言ったので私…